【胆嚢摘出後の話】Kiitosがご飯を食べなくなったお話
- 2022/06/23
- 16:00
Dog indexのMakikoです。
タイトル通り、Kiitosが6月に入ってから結構大変な事態に陥ったのち、
ひとまず危機的状況は乗り越えたので
記録も兼ねてブログに残してまいります!
心配して連絡をくださった方、応援してくださった方、アドバイスをくださった
獣医さんや治療をしてくれた藤沢ゆい動物病院の院長初めスタッフの皆様には感謝してもしきれません。
需要があるかどうかは分かりませんが・・・
そして、キートスと同じように胆嚢を摘出した犬のオーナーさんには
不安を与えるだけかもしれませんが、もし同じ状況になった時に情報がないのも不安でしょうから
書くことにしました。
※長いです!
【体調を崩した日】
いつも通り元気に散歩して、元気に夕飯をがっついて
おもちゃで遊んだりした後。
私がちょっと部屋を離れて戻ってきたら、嘔吐した後が2か所。食後間もなかったので
「興奮しすぎて吐いたか?」と思い、様子見。
キートス自身はケロっとしていたので、寝る前に少しフードを与えてみて、その後嘔吐なし。
【2日目】
朝食、夕食は元気に食べて異状なし・・・と思いきや夜(食後3時間後)くらいに嘔吐
この時点で「明日は病院だな」と決める
【3日目】
朝食を食べたがり、普通に完食。動物病院に予約を入れる。
子供たちを保育園へ送ろうと準備をしていたら、再度嘔吐。
保育園へ送って帰宅した後にも、2か所嘔吐の後。
「こりゃダメだな」と思う。
動物病院を受診して、即血液検査やレントゲン、エコー検査。
血液検査では血清が黄色くて黄疸が出ていることが判明。
恐れていた、「総胆管に胆石が詰まった」事態を誰もが想像して思いを巡らせる。
血液検査の結果、
「胆管が完全に閉塞しているようではなさそう」
とのことで、通院して皮下点滴をして飲み薬で肝臓に起こっている感染のコントロールをすることに。
帰宅後。
ササミと、気に入ったフードしか口を付けない。
オシッコがオレンジ色に近くなる。
吐き気止めを使っているので嘔吐はないが、夜中は寝苦しそうにあちこちウロウロするので
私はキートスと一緒にリビングで寝る。
【3~4日】
朝イチで病院に預けて処置をしてもらい、その後迎えに行くスタイルで治療。
お薬のおかげで嘔吐はないが、食欲は横ばい。
オシッコは濃い黄色。元気はあまりなく、人がいない場所を選んで寝ようとする。
【5日目】
再度血液検査⇒GPTが2000超え、ビリルビン(黄疸の数値)も4とぶっ飛んだ数値。
しかし「完全に胆管が閉塞している」とは言えない状況。
ここで選択肢は2つありました。
◆開腹して胆管に詰まっている石を取り除く
⇒過去の手術による癒着があったり炎症を起こしているので、
非常に手術の難易度は高く 周術期の死亡率は結構高い。
でも、やらないといけない状況なら状態は刻一刻と悪化するので、迷っている余裕はない。
◆入院してしっかり点滴でお薬を入れながら炎症を抑えたり感染を抑える治療を集中的に行う
⇒お薬に反応して改善するかどうかは、やってみないとわからない
ここで、どちらを選択するかはその犬の状況やオーナーさんの考え方によるので
どちらも正解なのだと思います。
私の場合。
キートスの胆管が完全に閉塞している状況ではないし、私の直感でこの状況で手術をしたら
そのまま戻ってこられないと感じたので
それならお家で一緒に過ごしてあげたいと思いました。
そこで、
「日中は入院して点滴を入れ、しっかりと炎症を取る治療をしてもらって、夜は自宅で過ごす」
という治療を選択しました。
(キートスの性格的に、入院はかなりのストレスがかかるという事情もあります)
この日はそのまま預けて、診察終了間際に指定された時間に迎えに行きました。
帰宅後。表情が明らかに朝よりも明るく、食に対する気持ちも上がってきていました。
サンプルでいただいたフードはパクパクと食べたり、缶詰のフードは少し食べてくれました。
オシッコの色は点滴を入れているとはいえ、前日と黄色味の度合いが変わった!と感じる。
【6日目】
炎症の数値と黄疸の数値が劇的に下がる!
お薬に反応した⇒やっぱり胆管閉塞よりも感染による肝炎膵炎が原因かも?
この日も点滴治療をして、帰宅。
ここから食欲と元気は日に日に向上。
治療のため入れっぱなしになっている留置も、食事のために一時的にエリザベスカラーを外すと
包帯を食いちぎろうとする(笑)
【7~9日目】
引き続き、朝預けて夜ピックアップしにいく生活。
嘔吐はその後なく、食事も好きなものはがっついて食べる。
散歩は近くの公園(徒歩2分)までゆっくり歩きながら排泄だけ済ませる程度
【10日目】
だいぶ調子はよさそう。
集中治療から1週間経過したので、日中入院治療はひとまず終了。
数値は2000以上あったGPTが290まで下がる。
黄疸、炎症の数値は正常範囲内へ。
順調に改善しているので点滴を抜いて身軽になって帰宅!
退院後は水分をしっかり摂らせながら、気に入ったご飯を食べさせていつも通りに過ごしています。
13~14日目頃から、夜中にしっかり熟睡できるようになってきて
「僕も寝室行くー」という意思表示が見られるようになってきたので、一緒に寝室へ行って寝ています。
散歩で私が早めに切り上げようとすると「えー、もっと歩く」と主張したり、
ごはんの支度をしているとワンワン興奮しながら歩き回ったりも♪
これにて一件落着!とはいいかないキートスの肝臓。今日はこれから、退院後1週間の様子を見に
検査へ行ってきます。
これがどう転ぶかは分からないのですが、
「完全に治る」ことは難しいので、いかにキートスの元気と食欲をキープできるのか?に重点を置いて
ケアを続けていこうと思います。
またぶり返したり、同じように危機的状況になることもあるでしょう。
何が起こってもおかしくない。そう受け止めながら、色々な状況を想定して動けるように
準備しておこうと思いました。

犬の状態によって治療やお薬の選択は大きく異なると思います。
私は幸いにも、肝臓胆嚢専門の獣医師や大学病院の獣医師の意見も聞くことができました。
※詳しい治療内容は記載しませんが、同じような状況で情報が必要という方がいらしたら、
インスタなどからDMをいただければ、私ができる範囲でお答えします。
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タイトル通り、Kiitosが6月に入ってから結構大変な事態に陥ったのち、
ひとまず危機的状況は乗り越えたので
記録も兼ねてブログに残してまいります!
心配して連絡をくださった方、応援してくださった方、アドバイスをくださった
獣医さんや治療をしてくれた藤沢ゆい動物病院の院長初めスタッフの皆様には感謝してもしきれません。
需要があるかどうかは分かりませんが・・・
そして、キートスと同じように胆嚢を摘出した犬のオーナーさんには
不安を与えるだけかもしれませんが、もし同じ状況になった時に情報がないのも不安でしょうから
書くことにしました。
※長いです!
【体調を崩した日】
いつも通り元気に散歩して、元気に夕飯をがっついて
おもちゃで遊んだりした後。
私がちょっと部屋を離れて戻ってきたら、嘔吐した後が2か所。食後間もなかったので
「興奮しすぎて吐いたか?」と思い、様子見。
キートス自身はケロっとしていたので、寝る前に少しフードを与えてみて、その後嘔吐なし。
【2日目】
朝食、夕食は元気に食べて異状なし・・・と思いきや夜(食後3時間後)くらいに嘔吐
この時点で「明日は病院だな」と決める
【3日目】
朝食を食べたがり、普通に完食。動物病院に予約を入れる。
子供たちを保育園へ送ろうと準備をしていたら、再度嘔吐。
保育園へ送って帰宅した後にも、2か所嘔吐の後。
「こりゃダメだな」と思う。
動物病院を受診して、即血液検査やレントゲン、エコー検査。
血液検査では血清が黄色くて黄疸が出ていることが判明。
恐れていた、「総胆管に胆石が詰まった」事態を誰もが想像して思いを巡らせる。
血液検査の結果、
「胆管が完全に閉塞しているようではなさそう」
とのことで、通院して皮下点滴をして飲み薬で肝臓に起こっている感染のコントロールをすることに。
帰宅後。
ササミと、気に入ったフードしか口を付けない。
オシッコがオレンジ色に近くなる。
吐き気止めを使っているので嘔吐はないが、夜中は寝苦しそうにあちこちウロウロするので
私はキートスと一緒にリビングで寝る。
【3~4日】
朝イチで病院に預けて処置をしてもらい、その後迎えに行くスタイルで治療。
お薬のおかげで嘔吐はないが、食欲は横ばい。
オシッコは濃い黄色。元気はあまりなく、人がいない場所を選んで寝ようとする。
【5日目】
再度血液検査⇒GPTが2000超え、ビリルビン(黄疸の数値)も4とぶっ飛んだ数値。
しかし「完全に胆管が閉塞している」とは言えない状況。
ここで選択肢は2つありました。
◆開腹して胆管に詰まっている石を取り除く
⇒過去の手術による癒着があったり炎症を起こしているので、
非常に手術の難易度は高く 周術期の死亡率は結構高い。
でも、やらないといけない状況なら状態は刻一刻と悪化するので、迷っている余裕はない。
◆入院してしっかり点滴でお薬を入れながら炎症を抑えたり感染を抑える治療を集中的に行う
⇒お薬に反応して改善するかどうかは、やってみないとわからない
ここで、どちらを選択するかはその犬の状況やオーナーさんの考え方によるので
どちらも正解なのだと思います。
私の場合。
キートスの胆管が完全に閉塞している状況ではないし、私の直感でこの状況で手術をしたら
そのまま戻ってこられないと感じたので
それならお家で一緒に過ごしてあげたいと思いました。
そこで、
「日中は入院して点滴を入れ、しっかりと炎症を取る治療をしてもらって、夜は自宅で過ごす」
という治療を選択しました。
(キートスの性格的に、入院はかなりのストレスがかかるという事情もあります)
この日はそのまま預けて、診察終了間際に指定された時間に迎えに行きました。
帰宅後。表情が明らかに朝よりも明るく、食に対する気持ちも上がってきていました。
サンプルでいただいたフードはパクパクと食べたり、缶詰のフードは少し食べてくれました。
オシッコの色は点滴を入れているとはいえ、前日と黄色味の度合いが変わった!と感じる。
【6日目】
炎症の数値と黄疸の数値が劇的に下がる!
お薬に反応した⇒やっぱり胆管閉塞よりも感染による肝炎膵炎が原因かも?
この日も点滴治療をして、帰宅。
ここから食欲と元気は日に日に向上。
治療のため入れっぱなしになっている留置も、食事のために一時的にエリザベスカラーを外すと
包帯を食いちぎろうとする(笑)
【7~9日目】
引き続き、朝預けて夜ピックアップしにいく生活。
嘔吐はその後なく、食事も好きなものはがっついて食べる。
散歩は近くの公園(徒歩2分)までゆっくり歩きながら排泄だけ済ませる程度
【10日目】
だいぶ調子はよさそう。
集中治療から1週間経過したので、日中入院治療はひとまず終了。
数値は2000以上あったGPTが290まで下がる。
黄疸、炎症の数値は正常範囲内へ。
順調に改善しているので点滴を抜いて身軽になって帰宅!
退院後は水分をしっかり摂らせながら、気に入ったご飯を食べさせていつも通りに過ごしています。
13~14日目頃から、夜中にしっかり熟睡できるようになってきて
「僕も寝室行くー」という意思表示が見られるようになってきたので、一緒に寝室へ行って寝ています。
散歩で私が早めに切り上げようとすると「えー、もっと歩く」と主張したり、
ごはんの支度をしているとワンワン興奮しながら歩き回ったりも♪
これにて一件落着!とはいいかないキートスの肝臓。今日はこれから、退院後1週間の様子を見に
検査へ行ってきます。
これがどう転ぶかは分からないのですが、
「完全に治る」ことは難しいので、いかにキートスの元気と食欲をキープできるのか?に重点を置いて
ケアを続けていこうと思います。
またぶり返したり、同じように危機的状況になることもあるでしょう。
何が起こってもおかしくない。そう受け止めながら、色々な状況を想定して動けるように
準備しておこうと思いました。

犬の状態によって治療やお薬の選択は大きく異なると思います。
私は幸いにも、肝臓胆嚢専門の獣医師や大学病院の獣医師の意見も聞くことができました。
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