キートスの角膜ジストロフィー治療記録
- 2019/08/07
- 16:25
Dog indexのMakikoです。
毎日毎日暑いですが、台風が3つも発生中とのこと。
お盆休みに直撃しないといいのですが・・・移動を予定されている方は、ご注意くださいね。
という私も、13~19日は夏休みをいただきます。
レッスンは20日以降となりますので、よろしくお願いいたします。
さて、今日は久しぶりにキートスの病気についてのブログです。
キートスは、1歳半頃に発症した「角膜ジストロフィー」という病気があり、角膜(黒目)の表面に
白い沈着物が付着している状態です。
これはカルシウムだったりコレステロールだったりと色々な原因があるそうですが、
キートスの場合は「免疫介在性のもの」と診断されています。
発症当初は痛みがかなり強く、白い部分も大きくなっていたのですが、
治療の結果、症状はかなり落ち着いた状態を保ったまま定期検査をしながら
8歳まで来ました。
毎年5~7月は調子が良くないのはいつものこと・・・ではありましたが、
今年は5月頃からどうも右目の調子がよろしくない。

いつもはこんなパッチリ目だけど。

痛いときには開かなくなるのですぐにわかります。

点眼を増やして一時落ち着いても、数週間も経たないうちにまた痛い・・・
という状態を繰り返すようになってしまったので、
特に症状が強い右眼は、白い部分が固くなって剥がれやすくなっているとのことで、
点眼麻酔をして表面を少し削るという処置を受けることにしました。
処置自体は、10分程度。
(犬の性格によっては、鎮静などの処置が必要になる可能性があります)

麻酔が効いているので、処置直後は痛がりません。

が、しばらくすると痛みが出て来るのでエリザベスカラーでこすったり引っかいたりするのを
防御。
角膜を削っているので痛みや違和感は防ぎきれないのは分かりますが、う~痛そう!
丸2日間は痛みが強くて可哀想でした。

ただそこを乗り越えると、目が少しずつ開くようになり、

4~5日後にはぱっちりと開くようになりました!
処置後1週間で再診を受け、無事に角膜が修復され始めているとのことで、
ひとまずこの処置に関する治療は終了となりました。
後は今まで通りの点眼を続けながら、生涯お付き合いしていくことになります。
ちなみに下の写真は、処置前と処置後の右眼の写真。
右が処置前です。

奥の方にある白い部分までは削れないのですが、痛みを引き起こすのは、
一番表面にある白くてかたい部分。
そこを削ったことによって、剥がれたときに生じる痛みを起こりにくくします。
根本的に病気が治るというものではありませんが、
今回この処置を私が選んだのは、
◆少しでも痛みを感じるスパンを短くする
◆全身麻酔の必要がなく、キートスの負担は比較的少ない(処置後の痛みはありますが)
◆秋に私が出産予定で、急な症状悪化があったときにすぐに対処しにくい
◆今なら比較的余裕を持って治療&看護にあたれる
という理由からでした。
胆嚢を摘出した時も、タイミングは非常に悩みました。
積極的な治療を選ぶかどうかについては、犬やオーナーさんの状況によりけりです。
かかりつけの獣医さんとしっかりと話し合って、納得のいく治療を選択してくださいね。

今日でちょうど処置後2週間経ちますが、すっかりパッチリと開くようになり、
家族みんなで安心しているところです。
処置後の痛そうな姿は非常に心配しましたが、感染などもなく回復してくれたので、
良かったです!
ちなみにキートスが眼科について治療を受けているのは、かかりつけの獣医さんではなく
眼科専門医がいる動物病院です。
地域により、専門医がいない場合もあるかと思いますが、
獣医さんそれぞれ専門分野が異なるので、長期に渡る治療や専門度の高い領域については
専門医の治療を受けることをお勧めします!
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つきましては、エリアによっては
単発レッスンのみのご予約となりますことをご了承ください。
詳細につきましては、お気軽にお問合せください。
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キートスは、1歳半頃に発症した「角膜ジストロフィー」という病気があり、角膜(黒目)の表面に
白い沈着物が付着している状態です。
これはカルシウムだったりコレステロールだったりと色々な原因があるそうですが、
キートスの場合は「免疫介在性のもの」と診断されています。
発症当初は痛みがかなり強く、白い部分も大きくなっていたのですが、
治療の結果、症状はかなり落ち着いた状態を保ったまま定期検査をしながら
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毎年5~7月は調子が良くないのはいつものこと・・・ではありましたが、
今年は5月頃からどうも右目の調子がよろしくない。

いつもはこんなパッチリ目だけど。

痛いときには開かなくなるのですぐにわかります。

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という状態を繰り返すようになってしまったので、
特に症状が強い右眼は、白い部分が固くなって剥がれやすくなっているとのことで、
点眼麻酔をして表面を少し削るという処置を受けることにしました。
処置自体は、10分程度。
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麻酔が効いているので、処置直後は痛がりません。

が、しばらくすると痛みが出て来るのでエリザベスカラーでこすったり引っかいたりするのを
防御。
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ちなみに下の写真は、処置前と処置後の右眼の写真。
右が処置前です。

奥の方にある白い部分までは削れないのですが、痛みを引き起こすのは、
一番表面にある白くてかたい部分。
そこを削ったことによって、剥がれたときに生じる痛みを起こりにくくします。
根本的に病気が治るというものではありませんが、
今回この処置を私が選んだのは、
◆少しでも痛みを感じるスパンを短くする
◆全身麻酔の必要がなく、キートスの負担は比較的少ない(処置後の痛みはありますが)
◆秋に私が出産予定で、急な症状悪化があったときにすぐに対処しにくい
◆今なら比較的余裕を持って治療&看護にあたれる
という理由からでした。
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積極的な治療を選ぶかどうかについては、犬やオーナーさんの状況によりけりです。
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今日でちょうど処置後2週間経ちますが、すっかりパッチリと開くようになり、
家族みんなで安心しているところです。
処置後の痛そうな姿は非常に心配しましたが、感染などもなく回復してくれたので、
良かったです!
ちなみにキートスが眼科について治療を受けているのは、かかりつけの獣医さんではなく
眼科専門医がいる動物病院です。
地域により、専門医がいない場合もあるかと思いますが、
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